くちぐせ(T氏の遺作から)
何でもないのにごめんなさいと
云うのがあなたのクセだった
そんなあなたのやさしさが
ボクを時々迷わせた
微笑みながらのごめんなさいが
深い細かいやさしさが
いつかこうなる気がしてた
誰にも嫌とは言えない人が
断り切れずに嫁に行く
身体なんかは汚さずに
心ばかりで美しく
結ばれたいねと祈って泣いた
僕とあなたのことだもの
いつかこうなる気がしてた
傷つけるより傷つけられる
そのほうがずっとしあわせと
云ったあなたのくちぐせを
分る気がする今のぼく
あなたの本気のごめんなさいが
胸で静かにこだまする
いつかこうなる気がしてた
この作品は私と初めて出会った印象を詩にしたと話してました。
こんな単純なフレーズから始まりました。
友の遺作から・・・
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書くことに行き詰まったら
思考能力をリセットしてペンを置く
CDのボリュームいっぱいにして
気分転換に音楽を聴く
その騒がしい音楽を思いっきり吸って
マウスを切り替える
mail・チャット・ニュースにHPなど・・・
キィを打つじれったさにマウスも笑ってる
透明な空気が私のペンを拒絶して原稿用紙の上で
遊んでる・・・
そっかそうだよね
勝手な解釈でソファーの上で不透明な気持ちを
抱いて寝っ転がる・・・
あ~何という気持ちよさなんだろ
それって精いっぱいのまけおしみ?・・・
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はだかのなみだ…はだかのわらい
はだかの人生はだかの自分自身に
いつも向き合って歩きたいのに
私は・・・私は・・・っていつもおもうのに
なぜか安っぽい洋服をまとってしまう
そんな事無意味なのに・・・っていつも思うのに
いつも安っぽい洋服をまとってしまう
そうだよねって思いながらいつもいつも
安っぽい洋服をまとってしまう
こんな私がいつかはだかのこころに
なれる日が来るだろうか・・・
リメークしてみようかいつもの洋服にスカーフをあしらい
歩いてみようか・・・
そっか相手が来るのを待っているんじゃなくて
私自身がアレンジして自分から歩いてみようか
自分から・・・